AIを本気で学びたい方におすすめの本

近年「AI」という単語を非常によく耳にします。皆さんAIについてどこまでご存じでしょうか?
仕事の中でふとAIという単語が出て、頭の中に「???」と出た経験はありませんか?

今回は、AIの超初心者やこれからAIの開発をしたい方向けの書籍をご紹介したいと思います。

この記事はこんな方にお勧めです!
・AIっていうけど、AIってそもそもなんなの?と思う方
・AIの開発をしたいけどどこから初めていいか全くわからない方
・AIの資格を取得したいと思っている方

はじめに

私は画像から物体検出を行うためのAIを開発する専門部署で管理職をしていますので、ここで紹介する書籍は、私の部門でも実際に使っている書籍もご紹介したいと思います。
※使っていない書籍も含みます。

ちなみにAIって、何が出来たらAIかご存じの方いますか?

実は「これができたらAIだ!」という定義はないのです。
言ってみれば「弊社の製品はAIを使ってます」と言ってしまえばAIを使っていることになります。

そういった背景もあり、AIを取り扱う業界では弱いAIとか強いAIとかと呼んだりしますが、「機械学習」や「DeepLearning(深層学習)」を扱っている場合は往々にして強いAIと呼ばれています。

ちなみに私はDeep Learningを扱っていますので、「超強いAI」を扱っていることになります。

ゼロから作る Deep Learning


著者:斎藤 康毅
出版社:O`REILLY

知る人ぞ知るO`REILLYの書籍ですが、完全にAIのエンジニアを目指す方向けの本です。
AIが大体どういうものかを概念的に知りたい方には向いてません。
また、画像から検出するためのAIに特化しているので、自然言語やビッグデータ解析向けではありません

Deep Learningについての著書はたくさんありますが、どの書籍でも各フレームワークでラップされたAPIを利用するだけなので、「CNNって内部ではどういう処理をするものなのか」ということが往々にしてわかりません。

この本はタイトル通り、pythonでゼロからCNNを開発するための本ですので、ソースコードや理論をわかりやすく説明していますので、私はこの本以上にDeepLearningの仕組みが理解しやすい書籍は見たことがありません

20万人が読んだ本だそうですので、私も自信をもってお勧めします。
ちなみに、私のチームに所属して頂いた方にはまずこの本を読んで頂いています。

また、この本の内容がディープラーニング協会が主催する「E資格」でも出題されたことがあるそうです。


深層学習教科書 ディープラーニング G検定

日本初のディープラーニング試験である「G検定」を受験するための方々におすすめの本です。試験運営団体である「日本ディープラーニング協会」が監修している書籍ですので、信頼の一品です。私の後輩もこの本を読んでG検定に合格していました。



人口知能は人間を超えるか


著者:松尾 豊

著者は日本AI界の第一人者である松尾豊氏。現在では、日本ディープラーニング協会理事長も務めておられる方です。

この本は、数式を使わないでAIを説明しているので、AIの超初心者やAIを概念的に理解できればよいという方におすすめの本です。